就労者インタビュー 和田 旺さん
働く事や社会復帰するための準備について
- 疾病や障害を乗り越え、働くことを実現されるまでのことを教えてください。特にご自身で何が不安だったのかを教えていただけますか？
- 学校に通っていた頃と違い仕事を始めるとなると責任もあるので、体力面で長く働くためにはどうしたらいいか、またどのくらいのペースで働いたら身体への負荷が余計にかからないか体力面での不安がありました。
就労している今について
- 現在の仕事内容や働き方を教えてください。働き始めてから、気持ちの変化はありましたか？
- ワード、エクセルを使い、スタッフの方の給与計算や書類整理など、パソコンでの作業をおこなっています。
働き始めてからの気持ちの変化は、就労前までに不安に思っていた体力面やスキル面が実際就労してみると、意外にこなせたので自信がつきました。考えすぎていた部分もあったかなと思っているところです。
就労する理由や意義について
- 和田さんにとって、仕事に就く事や続けている意義は何でしょうか？
- 同世代と同じ道に立てること。身体のことを理由に同世代に負けたくないという気持ちを大切にしたいと思います。
企業に知って欲しいことについて
- これから障害を持つ方の採用を検討している企業様へ、こういうところに気配りをして欲しいなどのご要望があればお聞かせいただけますか？ 例えば、
①スキルだけでなく、病名、症状、身体の可動域、精神面などの把握をして欲しい。
②業務に関わるスキルアップが入社後もできるのか？
- ①体調が日々変化する為、病気や症状などを把握してほしいと思います。またそれぞれの病気の特性などにあわせて就労時間を柔軟に検討いただければと思います。
- ②新しいことにもチャレンジできると励みになります。
今後について
- 和田さんの希望や夢をお聞かせください。少し先でも、遠い将来のことでも結構です。
- 独立生活をしてみたい。
趣味やスポーツについて
- 仕事以外の普段の生活、趣味やスポーツなどの楽しみを教えてください。
- 電車は乗るのも見るのも好きです。また野球も好きで、遠方への旅行や観戦にも出かけています。
最近ボッチャというスポーツを始めて、将来的にはパラリンピックに出場したいです。また、2015年第15回全国障害者スポーツ大会のスラローム種目で優勝したので、2017年大会で再び、頂点に立てるように頑張りたいと思っています。
後輩への伝言について
- 障害のある方に伝えたいことはありますか？
- 何事も諦めずに極めてほしいです。
視野を広げその中から興味があるものを見つけ、実際に出かけたり見聞きしたりする中で、本当に極めたいものを探してほしいです。 そして色々な人とのつながりを持つことが大切だと思います。
